台湾の携帯電話番号を日本から延命する流れ

 

海外に行けなくなって1年以上が経過し、国際的にはSIMの所持数が制限されていたり、eSIMなどが増えてきたりと、数年前は大量に持っていた外国の物理的なSIMも今はもう持たなくなってきました。「今度渡航するタイミングでまた買えばいいや」という具合に。
でも、私の場合は、台湾の電話番号だけは手放さず、ちょうど今その期限延長のタイミングとなったので、期限切れ対応は定期的(半年毎)に発生はしますが、「どうやるんだっけ」と思ってしまったり、Webサイトやアプリのレイアウトも変わってしまいがちなので、2021年4月はこうだったという具合に残しておこうと思います。
今回、クレジットカードで決済しようとすると、エラーにもならず画面が白いままで進まなくなってしまいました。
が、Line Payでの決済は通りました。
たまたまなのか、仕様変更なのかわかりませんが。。。

なお、私が持っている台湾の電話番号は台灣大哥大(Taiwan Mobile)の預付型(プリペイドタイプ)のやつです。
フツーの人は電話番号のないデータ専用型のプリペイドで済ませて、会話はLINEとかを使えば済むかとは思いますが、私は台湾のECサイトでショッピング等をよくします。そういったECサイトの登録をする際にSMS認証とかもあるので、電話番号が必要なのです。何かしらの登録をする場合はたいてい電話番号は必要になってきますから、台湾に行く/行かないは別として、台湾との付き合いがある場合には、台湾の電話番号は必須と思います。

プリペイドの期限を延長するには、Webページかアプリからチャージをする必要があります。
今回はアプリから延長する流れをこの記事に記録しておきたいと思います。
ちなみに「チャージ」は中国語では「儲值」と書きます。発音は ㄔㄨˇㄓˊ とか chǔzhí となり、強引にカタカナ表記っぽくすると「チュージー」っぽいです。

ざっくりとした流れはこうなります。

 

それでは、この流れの通りに操作したスクリーンショットを交えて以下に記録します。

  1. 台灣大客服アプリをスマホにダウンロード
  2. 「立即儲值」をクリック
  3. チャージの種類を選んでクレジットカード情報とかを入力
  4. 3で入力した内容の確認をします
  5. チャージ成功

 

1. 台灣大客服アプリを起動

2.「立即儲值」をクリック

 

3. チャージの種類を選んで、クレジットカード情報とかを入力
4. で入力した内容の確認をします

私は毎回こういう選択をしています。

・「行動型(通信費)」-「100元通信費」
・電子發票(手機驗證)
※多くの日本人観光客はここは「電子發票(愛心碼)」を選択するかと思います
・今回は「付款方式(請點選)」は「Line Pay」にしました

5. チャージ成功

 

これで延命完了!

 

CMLink日本4GデータSIMカード、第一印象は◎

海外の人(日本から見ると外国人)が日本国内で利用する安いSIMとして、15GB/30日で2000円というCMLinkがあることを知った。
DMMmobileの場合、15GBで3280円なので、それよりも断然安い。
日本のMVNOよりも安いということは、「帯域絞ってるんだろーなー」と思いつつ、実際どんなもんであるのかを知りたいと思い、早速調達し、調べてみました。

CMLinkはSIMを挿してから4Gになるまで30分くらいかかりました。。。
(APN設定が正しく済んでから、4Gを掴むまでの時間です。端末の電源オフ/オン、機内モードのオフ/オンとかで改善するかも??)

 

参考として、他のSIMとの比較をざっくりとしておきます。
いずれも同じ場所(東京都中央区)から文京区のIPAのサーバに対しての測定値です。日本の11時台に測定しました。
まずは、日本でeSIM2Flyを使った場合。

タイを経由するのでこんな感じです。
次に、DMMmobileを使った場合。

日本国内のMVNOとしてはこんな感じですね。
最後に、CMLinkの場合。

となりました。なんか3つの中で一番良い結果!
なんと、DMMmobileよりもCMLinkのほうがよい結果になったということ。

CMLinkは中国系の回線やさんですので、そっち経由で重たくなるのではないかと思っていたのですが、経由しないみたいです。
tracerouteしてみるとこうでした。www.kantei.go.jpへのtracerouteです。

 

というわけで、運用の仕方にもよるとは思いますが、

  • 海外から日本に来る外国人の方
  • 海外から日本に一時帰国されている方

だけでなく、

  • 日本在住でより安くインターネット回線を確保したい人

にも有益だと思いました。

 

もう一度書いておきます。

CMLinkのSIMは、15GB/30日で2000円。
海外ローミングではないみたい。

 

今持っている台湾で使うSIMを整理してみた

私はかなりの頻度で台湾に行きがち(台湾に住んでいるわけではない、いわゆる台湾リピーターです)。都度、空港とかでSIMを買ったりしている時間ももったいないし、台湾の電話番号が毎回変わってしまうと何かと不便になるであろうと感じ、リピーターになる前に早期にSIMはしっかりと準備しました。

ひとえにSIMと言っても用途でいろいろですので、ちょっと整理します。
大きく分けると、以下の2つがあります。

  • 音声SIM
  • データ通信専用SIM

音声SIMは、ずーっと同じ電話番号が使えるやつです。「中国語喋れないから不要」というわけではありません。台湾の通販サイトに登録する際に、本人確認のための認証としてSMSが飛んできたりします。そういうときにも使えます。つまり、逆に言うと、台湾の電話番号を持っていないと、通販サイトに登録できないなんてこともあるわけです。空港で買える観光客用のSIMでも電話番号が付いてくるタイプもありますが、滞在期間限定の電話番号です。それだと、永続的には使えず、後々ややこしいことになりそうなので、ずーつと使える電話番号を持っておくことでいろいろと便利になります。もちろん、電話番号を持ち続けることで、台湾に住んでいるわけでもないのに毎月お金がかかってきてしまうと負担になりますので、月額費用がかからない、プリペイド型の音声SIMを持っておくのがよいと思います。プリペイド型の音声SIMはAmazonとかでは入手はできません。台湾の街中にあるケータイショップで買います。私は台湾大哥大(Taiwan Mobile)の4G 300型を愛用しています。プリペイド型なので月額費用はかかりません。年に数回、日本からクレジットカードでちょこっと入金(チャージ)するだけで、この電話番号を永続的にキープできます。

データ専用SIMは、インターネットの利用に特化したSIMです。Amazonとかでも買えますが、スピードが遅かったり、都心部でしか使えなかったり、なんてこともあります。

 

次に、私が台湾に行くときは、どんなスマホ/タブレットを使っているかを紹介します。基本的に以下の2台を持ち歩いています。

  • OnePlus 6 (Androidスマホ)
  • iPad mini 5 (iOS タブレット)

OnePlus 6は、SIMが2枚入るスマホです。日本にいるときでもこんなSIMを入れて使っています。

これで、日本にいるときも、台湾からのSMSの受信もできます。台湾の通販サイトは、モノをコンビニで受け取ることができます。台湾に行く前に買っておいて、ホテル近くのコンビニで受け取るようにしています。こうすることで台湾滞在時のショッピングの時間を時短させています。「いろいろ探しまくったけど見付けられなかった」ということがなくなりました。

iPad mini 5 は、eSIMが使えるようになったので、こんなSIM構成にしています。

  • 物理SIM: 日本にいるときはdmm mobile、台湾にいるときはVIBO ONE。(1年間ネット使い放題SIM)
  • eSIM: SIM2Fly (とはいえ、台湾では使うことはないと思う)

で、OnePlus 6でインターネットしたい場合は、iPad mini 5 でテザリングしています。
「テザリングではスピードが。。。」というときには、台湾大哥大(Taiwan Mobile)の4G 300型のSIMに計日型/計量型のデータ通信をその場でオプション購入するときもあります。計日型は空港で売っているSIMと同じ値段でどこでも買えますし、計量型は増量キャンペーンを頻繁にやっていてお得だったりします。

 

というわけで、渡航頻度はどうあれ、台湾リピーターは不変の電話番号を持っていたほうがよいのは確実と思います。