eSIM2FlyをiPad mini用に調達して大失敗からの逆転!!


頻繁にいろんなところに海外渡航する人にとっては有名かつ有用なSIMとして、タイのAISという会社の SIM2Fly(しむつーふらい) はとても有名ですね。
Amazonとかで調達して、LINE経由でトップアップ(チャージ)してずーっと使い続けけている人も結構いると思います。
そして、このSIM2Fly、タイに行けばeSIM化できるとのことで(なんか、アンドロメダに行けば機械の体になれる、みたいな。。。)、それを目的にLCCでタイに行くような人もいたかと思います。

しかし、タイに行かなくてもSIM2FlyのeSIMを手に入れることができるとの情報を得、私はeSIMに対応している iPad mini を持っているので、ここぞとばかりにサクッと調達して使い始めてみました。

使い始めてみたのですが、なんか、困った事態に。。。

 

私はこれまで、eSIMではないモノとして存在するSIM2Fly(これ以降「物理版SIM2Fly」と書きます)を使ってきました。
iPadはSMSのやりとりができません。SIM2Flyはトップアップするときには、myAISというアプリを使い、認証のために、SMSでOTP(ワンタイムパスワード)が飛んできて、それを入力することで、myAISが利用できるという仕掛けになっています。
ですので、トップアップするときにはiPadからSIMを抜いて、スマホに差し替えて、SMSが受信できるようにしていました。

が、iPadで eSIM として SIM2Fly を使い始めたところ、

  • iPad では SMS は受信できない
  • eSIM は別のスマホに差し替えできない

という事態に陥ってしまい詰みました。。。

 

さらに、iPad mini の eSIM の仕様は、iPhone のそれとは大きく異なることもよくわかりました。

普段の私はiPad mini に dmmモバイルのSIMを入れて使っています。
そして今回、eSIM に SIM2Fly を入れました。
最初、全く使えませんでした。

「eSIM を使うときは、いちいち、物理SIMのプロファイルを削除しないと使えない」という仕様だったようです。。。
SIMの優先度とかが[設定]あたりでできるだろうと思っていたのですが、そんな設定は iPad ではできませんでした。。。

今年の春、「今度のiPad miniは、eSIM対応だから、海外行くときとかとても便利!」といった記事とか宣伝とかを目にしていましたが、実際にやろうとすると、使いにくいったらありゃしない。。。

というわけで、
iPhoneであればeSIMは使いやすくなってきているかも知れないけれど、
iPadのeSIMはまだ途上段階で使いにくい
ということを皆さんも知っておいていただければと思いました。
「同じiOSなんだから、iPadでもiPhoneと同じように使えるだろう。。。」と楽観視していた私は今、途方に暮れています。。。

 

というのが、2019/06/24の私でした。

 

2019/06/25の私は違います。ほぼ問題が解決しました。

現時点ではiPad mini上の myAIS でログインして状態確認等もできています。
私の場合はもともと物理版SIM2Flyも使ってきており、LINE経由でのトップアップの経験などもあった上で、AISのコールセンターにメールや電話で状況を伝え、何とかなったという展開です。

私の今後の運用方法はこうなります。

  1. 物理版SIM2Flyが使える状態にし、myAISにログインする(アプリでもWebでも可)
  2. eSIM2Flyに対してトップアップする(LINE経由)
  3. iPad miniでテザリングをオンにした上で、myAISを起動
    (すると、SMS/OTP認証なしにログインできる!)
  4. 事前に(2で)トップアップしておいたお金を使って、パッケージを購入

つまり、いきなり、iPadユーザがeSIM2Flyを買ってしまうと詰みます。
iPad版LINEには決済機能はありませんから。。。

iPhoneであればここまでややこしいことにはならないのだとは思います。
iPadOSではこういった問題も解決しているとよいのですが、iPadはもともとSMSはできない仕様ですよね。。。
Apple社としてはeSIMの運用はキャリア側に任せてしまっているのかも知れませんが、このあたり、ユーザに負担がかからないようにキレイに解決してからリリースして欲しかったですねぇ。。。

 

【追記あり】台湾の1年間ネット使い放題SIMを買いました。

私はよく台中に行くので、台中での話です。

これまでの私は渡台時のネット利用のためのSIMについてはこんな感じでした。

  1. 渡台の度に○日間使い放題のプリペイドSIMを都度空港で購入していた
  2. 日本で調達したSIM2Flyを渡台のタイミングでトップアップしながら使った
  3. 台湾で使用期限関係なくトップアップ可能なプリペイドSIMを買い、渡台のタイミングでオプションのデータ用パック(ときには計量型、ときには計日型)をWeb経由で買っていた

しかしながら渡台の度にそういうことをしていると意外にお金も手間もかかりました。
また、Amazon.co.jpで買える安いSIMは、市街地以外ではまったく使い物にならなかったり、SIM2Flyは通信が毎回タイ経由となるので遅さを感じたり。。。(フツーの人はそこまで気にすることはないかも知れません)

抜本的に解決できる方法がないか探してみたところ、1年間ネット使い放題のプリペイドSIMが2200台湾ドルで、観光客でも買えることがわかりまして、実際に買って使いはじめました。
きっかけはこちらのブログ記事です。
https://www.cubmaga.com/692/

空港で買える5日間使い放題SIMは300台湾ドルです。つまり、40日分の費用で1年使えるSIMが買えるわけですので、とてもお得です。1年あたり40日以上台湾にいる人にとっては。逆に言えば、そんなに渡台しない人にとっては無駄遣いになると思いますのでご注意ください。

で、このSIMのキャリアは「台灣之星」です。

私が調達したのは、台中の東協廣場(第一廣場)にあるSIM屋さんでです。この周辺にはいっぱいあります。店舗ではなく、路上にテーブル出して売っているような人もいます。

台湾に住んでいない私が使った証明書類は

  • パスポート
  • 日本の運転免許証

です。

住所欄は、私は中華民國統一證號基資表を持っているので、その申請をしたときと同じにしました。そういうのを持っていない人は、泊まっているホテルの所在地でもOKとのこと。
連絡先電話番号は、既に所有しているずーっとつかえるプリペイドSIMの電話番号を記入しました。

お店の人から「どの電話番号がいい?」と複数のパッケージを見せてくれまして、テキトーに選びました。

店員に話しかけてから開通までは15分程度でした。

スピードはこんな感じでした。

話し放題はではありませんが、音声通話もできるようです。

 

さて、ここからは2019/11/16の追記として、売っている場所の情報です。
基本的にASEANな人たちがいっぱいいる場所のケータイショップで取り扱っています。

【台北】この場所は目安です。台北地下街Y區の西端のほうはASEANな人たち向けのレストランやSIM屋さんがあり、そこにありました。

 

【中壢】このあたりはASEANな人向けのケータイショップだらけでどこでも取り扱っている感じでした。

 

【台中】このビル内で売っているお店が複数店舗ありました。

 

【高雄】HOKI SHOPとかでも取り扱っていました。

 

台湾リピーターは計量型のプリペイドSIMを持とう!

先日、台中アノマリーに行ったタイミングで、私は以下の3つのSIMを調達しました。
「台湾に何度も行くような方は2のSIMも持っていたほうがいいですよ。簡単に買えますよ。」という話です。

  1. 空港で中華電信の5日間使い放題(計日型)のプリペイドSIM
    300元(約1089円)。
    トップアップ(リチャージ)しても最大1か月しか使えないタイプ。
    観光客でも調達可能。というか、だいたいの人はこういう使い捨てタイプで済ませてますよね。
  2. 台中の台湾大哥大の直営店で計量型のプリペイドSIM(4G預付卡300型)
    300元(約1089円)。
    アプリとかWebページからトップアップ(リチャージ)していけば、ずーっと台湾の電話番号が保持できるタイプ。
    観光客でも調達可能。台湾に何度も行くような人(常客証持ちとか)は持っていたほうがお得なSIM。
    申請すれば、この台湾SIMの電話番号のままで、日本でも使えます。
    YouBike(レンタサイクル)とか、台湾のECサイトの通販とか、台湾の各種サービスに登録しようとすると、台湾の携帯電話番号を持っていないとできなかったりしますが、このSIMがあれば日本にいてもSMS認証もできるので登録等が簡単にできるようになります。(空港で調達できるSIMでも短期的にはSMS認証の突破はできますが、長期的には他の人がその電話番号を使うことになってしまい、どことなく犯罪臭がして制限されてしまう可能性がありリスキーですので、こっちのSIMがあったほうが無難かと)
  3. 台中の中華電信の直営店でプリペイドではない一番安いSIM(4G 199型)
    月額199元(約722円/月)で、200MBまでの通信はできるが、音声通話の無料枠とかはまったくないタイプ。
    着信専用電話ですね。今の時代、SkypeとかLINEがあるわけですが、これはこれで役に立ったりします。
    中華民國統一證號と居留証(あるいは台湾に住んでいることの証明書類等)がないと調達は難しいです。