台湾の台南市には、茨城県水戸市出身の人(杉浦茂峰(すぎうらしねみね)さん)が台南の守護神として祀られています。
台湾渡航の数日前にそのことを知り、こちらのWebページの情報を頼りに関係者に連絡を取って、先日、実際に行ってきました。
私自身も茨城県水戸市出身ですし、今回の渡台は茨城空港からタイガーエアで向かうため、飛虎≒タイガーエアみたいにも思えるし、呼ばれたような気がしました。
なんだか台湾には、日本人には知られていない偉大な日本人の功績などがいろいろとあるようですね。
飛虎将軍についての基礎知識は、以下の2つのWebページを読んでおけばOKかと思います。
ざっくりと私なりに説明してみますと、
- 戦時中、零式戦闘機パイロットの杉浦さん(21才)は台南上空での空中戦で被弾した
- スグに脱出すれば助かったはずだが、そうしてしまうと被弾した戦闘機が集落に突っ込んで住人を巻き込んでしまうため、住民がいないところまで無理して飛び続けた
- 畑や養殖池があるところに墜落
ということで、自分の命よりも住人たちの命を優先させた、いわゆる利他的行動をされてお亡くなりになられ、そういうことが後に知られるようになり、飛虎将軍廟に祀られるようになったという展開のようです。
21才くらいですと、利他ではなく、利己的な年頃のようにも思えますが、杉浦さんは住人の命を優先させました。
こういった精神によって助けられたこと、こういったやさしさの重要性を後世にも語り継いでいくことは重要ですよね。
水戸には理屈っぽい・怒りっぽい・骨っぽいという「水戸の三ぽい」があり、私自身もそれを自覚していますし、水戸学が幕末の尊王攘夷のトリガーになっていたわけで、そういった精神が日本統治時代の台湾のいたるところに受け継がれ、今でもインフラとして残っていたり、精神として受け継がれていることを実感しました。
さあ、このご縁をどう活かしていこう!
茨城県水戸市出身。