なんだか香港エクスプレスのWebサイトで障害が発生して
いるようですね。いました。
2018/03/30には復旧した模様。落ちていたのはほぼ丸一日のようです。
これの影響でWebでのチェックインが困難となり、空港のカウンターに行かねばならない模様。でした。
ちょっと調べてみたところ、Domain Statusがこんなことになっています。障害復旧後も変わらずです。
Domain Status: clientTransferProhibited http://www.icann.org/epp#clientTransferProhibited Domain Status: clientUpdateProhibited http://www.icann.org/epp#clientUpdateProhibited Domain Status: clientRenewProhibited http://www.icann.org/epp#clientRenewProhibited Domain Status: clientDeleteProhibited http://www.icann.org/epp#clientDeleteProhibited
通常であればこんな感じ。
Domain Status: ok https://icann.org/epp#ok
hkexpress.comというドメインの管理者のメールアドレスがgmailだったりするので、もともとこのドメインを取得した人が退職とかしてしまって、連絡が取れなくなってドメインがロックされてしまったのかも知れませんね。。。
復旧後と障害発生中との差分をみてみますと、
- IPアドレスはGoDaddy管轄のものではなく、正しいサーバ業者のIPアドレスになった
- ドメインの管理者が1個人のgmailのものから、業者のものになった
- ネームサーバも本来のものになった
といった感じです。
業者が介入してきたのならば大丈夫かと思いますが、ドメインの有効期限が2018/05/26までなので、これの延長手続き等も忘れずにして欲しいところですね。
LCCは運営を徹底的に効率化することで、お客に低価格な運賃で運航サービスを提供してくれるわけですよね。
人を減らして、システムで自動化させたりしているのでしょうけれど、ドメインまわりの手続きのカラクリをしっかり把握できている人がいなかったのが今回の障害の原因なのではないか、そんな気がします。
悪いハッカーが原因のシステム障害ではなさそうですが、再発防止と他のLCCでも同様の障害が発生しないことを祈ります。
ほぼ丸一日、Webシステムが動かなくなったけれど、スピーディーに空港カウンターで業務継続させていた点は、とてもよくできていたのではないかと思います。

茨城県水戸市出身。東京都中央区在住。大学院修士課程システム工学専攻修了。100mの自己最高公認記録は10秒8。難病の大腸性潰瘍炎を患ったがインドで修行して消失。Ⅱ型減圧症経験者。私立女子大→フリーランス→経営コンサルタント→CTO→フリーランス→会社員(電子決済系)。9才の頃に家庭の都合でアマチュア無線の免許を取得。同時期にBASICでのプログラミングをはじめ、それ以降、Z80でプロテクト解析・ゲーム改造、パケット無線などで昭和時代を過ごした。また、何かと上座部仏教のノウハウを活用。