(この記事は2017年に何度か中国に渡航したときの経験で書いています。情報が古くなっているかも知れませんので、どうにか最新情報を入手してくださいね。)
中国では日本からSIMフリーのスマホを持ち込んだとしても、以下の注意点があります。
- グレートファイアーウォールによって、Googleとかとの通信が制限されている
- 地図アプリを使おうとすると、位置がズレて表示される
- モバイルバッテリーを空港で没収されるリスク
- 交通系ICカードは地域毎に存在し、相互乗り入れができていない
1.グレートファイアーウォールによって、Googleとかとの通信が制限されている
日本にいるときに事前にグレートファイアーウォールの影響を受けない(ローミング)SIMを調達しておけば解決できます。中国にいてもGoogle検索やgmailが使えるようになります。
オススメのSIMは、たとえば、これとかです。
2.地図アプリを使おうとすると、位置がズレて表示される
中国ならではの地図アプリを使う必要があります。
- 百度地图
iOS版
Android版
※地域によってはGoogleマップで位置ズレが発生しませんでした。が、1のSIMがないとGoogleマップにも接続できませんのでご注意ください。
3.モバイルバッテリーを空港で没収されるリスク
大容量のモバイルバッテリーを中国に持ち込んだりしないことです。容量の小さいバッテリーを複数持ち込んでも没収されることもあるようです。
北京とか大連の空港が厳しいようで、トランジットのときも対象で、没収される場所は保安検査場です。
4.交通系ICカードは地域毎に存在し、相互乗り入れができていない
日本でのSuicaとかICOCAに相当する交通系ICカードは中国各地でも展開されているのですが、相互乗り入れができておらず、その土地その土地で調達する必要があります。単なる決済であれば、現地の人たちは、スマホを使ったQRコードで決済するAlipayがかなり広まっていますが、日本人がAlipayのアカウントを作るにはかなり敷居が高いので、知り合いの中国の人に立て替えてもらうのがよさそう。
ちなみに、中国の地下鉄は、改札に入る前に空港のような保安検査があります。ここではモバイルバッテリーの没収はありませんが、水分を持っている場合はその場で口に含めるように指示されることもあるようでした。
なお、交通系ICカードの調達方法については別ページにまとめました。

茨城県水戸市出身。東京都中央区在住。大学院修士課程システム工学専攻修了。100mの自己最高公認記録は10秒8。難病の大腸性潰瘍炎を患ったがインドで修行して消失。Ⅱ型減圧症経験者。私立女子大→フリーランス→経営コンサルタント→CTO→フリーランス→会社員(電子決済系)。9才の頃に家庭の都合でアマチュア無線の免許を取得。同時期にBASICでのプログラミングをはじめ、それ以降、Z80でプロテクト解析・ゲーム改造、パケット無線などで昭和時代を過ごした。また、何かと上座部仏教のノウハウを活用。